OS SCREENの考える4Kスクリーンとは

コンテンツ解像度の変遷

コンテンツの解像度は技術が進歩するにつれて高解像度化が進んでいます。

2000年代前
ハイビジョン(720p)
解像度1280×720
  ↓
2005年~2010年代中盤
フルハイビジョン(1080p)
解像度1920×1080
  ↓
2017年以降
4K
解像度3840×2160

このように解像度はより精細になり映像表現が豊かになってきました。
2000年以前に主流であったハイビジョン(720P)の解像度1280×720ピクセルは、2005年頃にはフルハイビジョン(1080P)1920×1080ピクセルに、そして2017年以降は4Kが登場しました。コンテンツの解像度が上がると共に、プロジェクターの解像度も向上し、現在では4Kプロジェクターも珍しくありません。この時代の流れに伴いスクリーンに求められる要素も大きく変わっています。

<最大解像度の歴史>

・VHS
320×240(4:3)

・レーザディスク
水平 400以上(4:3)

・EDベータ
水平400以上(4:3)

・アナログ地上波
640x480i(4:3)

・DVD
720×480i(16:9)

・HD
1280×720(16:9)

・地上デジタル波
1440×1080i(4:3)

・BS/CS
1920×1080i(16:9)

・Blu-ray Disc
1920×1080p(16:9)

・4KUHD Blu-ray
3820×2160p(16:9)

同じ大きさの画面サイズを表示しても、解像度の数値が大きくなるとドット数が増えるため、映像はより精細になります。そのためテレビで例えると、25インチのテレビにはフルハイビジョンの解像度は必要なく、逆に60インチではフルハイビジョンでは解像度が足りず、4Kの解像度が必要となります。このように解像度の数値が大きくなることで、画面サイズを大きくしても、精細な映像を表示することができます。
しかし、大画面にすることで、ドット自体は大きくなり、フォーカス間が失われ、コンテンツが意図した表現と異なり、ディテールのパフォーマンスが落ちてしまいます。
そのため4Kの高解像度を再現するためにはスクリーンも対応する必要があります。

スクリーンの4K対応の課題

高精細かつ、大型化する映像に対してスクリーンの課題は以下の3つが挙げられます。

(課題1)ゲインの向上
解像度が大きくなるにつれて画面サイズを大きくすることができますが、画面サイズが大きいほど、投写する映像は暗くなります。そのため、プロジェクターからの映像を明るく反射する必要があり、スクリーンゲインのアップを図る必要があります。

(課題2)暗部の締り、階調表現
白はより白く、黒はより黒く、大型化する映像に対して、コントラストの締りある映像でなければ4Kの映像が単調になってしまいます。 ハイコントラストの表現が必要です。

(課題3)ディテール、高精細な表現
高解像度映像のディテール、輪郭をシャープに映し出す高精細な映像再現が必要です。

課題1~3の解決なくして、4K高解像度の映像を存分に楽しむことは叶いません。
すなわち4K対応スクリーンとは上記の課題をすべてクリアしたスクリーンのことを言います。

4K対応スクリーンの条件とは

4K映像を楽しむための課題に対し、OS SCREENは真摯に向き合い真の4K対応スクリーンとして応えてきました。

① ハイゲイン

4Kにより大型化する映像を明るく映し出すためにはハイゲインであることが条件のひとつです。
光が全方向へ均一に反射する特性の拡散系スクリーンは、ゲインが0.8にとどまるというのが業界の常識でしたが、ピュアマットⅢではゲイン1.00を実現し、明るさの向上に成功しました。拡散系スクリーンでありながら高いゲインのスクリーンです。
広階調型スクリーンのレイロドールはゲイン2.7、回帰型のアキレイはゲイン2.02とハイゲインのスクリーンです。

プロジェクターの映像を明るく映し出すハイゲインスクリーン

② 階調表現

階調とは映像の明るい所から暗い所までの段階(グラデーション)のことです。最も明るい所から暗い所までの表現がなめらかに変化するほど階調が豊かな映像になります。
OS SCREENは生地特性毎に、異なる独自の表面(映写面)コーティングと黒のバックコートを施し、黒の締りと白のピークの伸びを両立し、高コントラストを実現しています。
人の目に見える感覚に近づけようというHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)の広い階調にも対応する広階調型の新たな幕面特性も開発し、スクリーン業界のトップランナーとして常に技術革新を進めています。

黒の締りと白のピークを両立した映像を表現

③ 超高精細表現

4K対応スクリーンであること、それは超高精細であることが絶対条件です。4K映像の輪郭をシャープに映し、動物の毛が1本1本映し出せる超高精細な表現ができてこそ、4Kコンテンツの持つ魅力を100%発揮することができます。
FHDの4倍の解像度を持つ4K映像を投写するには、スクリーン生地も4倍のきめ細かさで織り上げることが必要ではないか、その考えのもと開発した生地がWF301ピュアマットⅢです。スクリーン表面の凸凹の手前と奥の映像光の距離差を小さくしハイフォーカスを狙うために、従来よりも糸の径を細く繊維の数を半分に減らし、この糸で縦・横を織り上げ織り目を約1/4にしました。それにより4K映像との相性が抜群に良く、ナチュラルな映像を映し出すことを可能にしました。このように4K対応スクリーンは超高精細な表現ができることが条件のひとつです。

レイロドール
(HF102)
 
ピュアマットⅢ Cinema
(WF302)
 
ウルトラビーズⅢ
アキレイ
(BU301)

OS SCREENは大画面化する4K映像に対し、①~③の課題をすべてクリアしています。
真の4K対応スクリーンとは何であるかを導き出した答えです。

4K対応スクリーンラインアップ

OS SCREENは用途、目的にあわせ、4K対応スクリーンをご用意しています。
OS SCREENのフラッグシップである4Kプレミアム生地の「HF102」「WF302」「BU301」と、よりカジュアルに4K映像を楽しみたい4Kスタンダード生地の「WF701」をご用意しています。

OS SCREEN 4Kラインナップ

生地型式 WF302 HF102 BU301 WF701
生地呼称 ピュアマットⅢCinema レイロドール アキレイ ピュアマット701
対応解像度 3840×2160 以上 3840×2160 以上(HDR) 3840×2160 以上 3840×2160
対応解像度呼称 4Kプレミアム 4Kプレミアム&HDR 4Kプレミアム 4Kスタンダード
ハイゲイン
ゲイン 1.00 2.70 2.02 0.98
暗部の締まり
ピーク表現(白)
超高精細表現
ハイコントラスト
推奨視聴位置 視野角が広く視聴位置を問わない スクリーン中央 スクリーン中央 視野角が広く視聴位置を問わない
迷光対策
大画面対応
モアレ対応

◎ 非常に適している。
〇 適している。
△ 可
× 対応していない。

モアレがでないことが4K対応スクリーンではない

解像度が高くなり、映像を紡ぎだすドット(画素)が小さくなると、スクリーン表面の凹凸が見えることがあります。その凹凸の影と映像の画素が作り出すモアレという現象がおこることがあります。

しかし、4K映像に対してモアレが発生しない=4K対応スクリーンという図式は成り立ちません。

モアレレス≠4K対応スクリーン

モアレが発生しないことは4K対応スクリーンの必要条件のひとつであり、十分条件ではありません。モアレレスは4K対応スクリーンの備えておくべき性能の1つであり、これだけではフォーカスをあてるものではありません。上述しました、

①超高精細表現
②階調表現
③ハイゲイン


をクリアできるものが4K対応スクリーンであると考えます。4Kコンテンツの魅力を100%引き出し、精細で暗部と白のピークの表現を再現し、明るく鮮やかに映し出すことが出来るスクリーンこそが4K対応スクリーンである証です。

OS SCREENで是非、真の4Kの世界を体感してください。